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がんの研究、NZの生活習慣に警鐘を鳴らす

「世界がん研究基金(World Cancer Research Fund)」の報告書が今日午後発表される。がん予防に必要な食生活を提案し、今後の保健機関の方針の根拠となる。

同報告書は、何千という研究を5年間かけて分析したもので、50万人を超す被験者を持つヨーロッパがん予測試験(European Prospective Investigation of Cancer)も含まれている。こうした研究は原因や効果を特定することはできないが、科学者の呼ぶところの「信憑性のある関連性」を見出すことができる。

この研究の結果によると、太りすぎまたは肥満は、閉経後乳がん、腎臓がん、食道がんなどが発生するリスクを高める。また繊維質を多くとる食事は大腸がんのリスクを低減し、逆に赤身の肉のとり過ぎは大腸がんと胃がんのリスクを高めるという。

報告書は、1日に摂取できる赤身の肉の量や必要とされる運動量などを特定し、がんを予防するためのルールを決めることが予想される。肉を多く食べ、穏やかな運動を30分行なう程度でよしとされてきたニュージーランドの生活習慣では不合格となる。

肥満や運動不足はこれまでもがんのリスク要因とされてきたが、今回の報告書ではその危険性をより高く認知し、喫煙と同等に位置づける。

がんとの強い関連性が見つかった今、肥満をなくすことは保健機関にとって最重要課題のひとつとなる。

ニュージーランドでは1977年から2003年にかけて肥満の大人の割合は約2倍になった。2003年には約21%の人が肥満で、35%の人が太りすぎだった。2002年に初めて子どもを対象に行なわれた全国調査では、10%が肥満であることが分かった。他の研究によりその割合は増えていることが示唆されている。

肥満は心臓病や心筋梗塞といった心臓血管病や、第2種糖尿病とも関連がある。公共の保健システムが肥満に関連した病気で飽和状態になることを防ぐため、政府は研究や各種プログラムに資金を投入し、健康的な食事と運動の促進に努めている。


生活   2007年11月1日

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